2008/06/23 (Mon) 練込みのこと

私の制作する陶器は、練込みという技法を使います。
技法と言っても、確立したマニュアルがあるわけでは有りません。
文様、又は個人の理論によって、それぞれ技術が違います。
これで正解というものはありません・・・ 
                         
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               練り込みに興味のある方は読んで下さい

当工房においては、作品の焼き上がりを、より良くしたいということ、
展示会には新作を出したいということで、 新しい文様、新しい材料に
チャレンジすることが多く、 割れとの戦いを強いら れています。

制作のスタイルとして、 主に一点物で作品を仕上げる場合、
パーツを寄せてモチーフを作り(花等)、 組み合わせて模様にし、
表現する方が多いと思います。

線文(ストライプ)から練りこみを始められる方も多く、
幾何学模様で表現する場合、ブロック製法なので量産は出来 ますが
(2個以上ということ)、どうしても表現が硬くなるので、 器の文様として
一般受けし難い点が、難題かもしれません。

まさに、私の手法は幾何学模様が主体で、一部、切り抜き(一枚づつ切
り 抜くわけでは有りません)で絵模様を作成する時もありますが、
収縮率、土の量、三角関数を使って模様作りの手順を 計算し、
無駄の出ないように組んでいきます。計算機は必需品です。

皿や鉢を作る場合、四角から丸を切り抜くようなことはしません。
数個の色の違う円柱を組んでいくので、丸の状態で仕上がります。

生地をスライスして、型を使って成型しますが、カップ等、 別底を使わ
ないで、一体成型で仕上げるのが特徴かもしれません。

練込みの生地を作るとき(厚さ1mmにスライスしたものを多用します)、
器の成型をするとき、粘土を扱うにはそれなりの熟練と工夫が必要です。

又、練込みの模様を作る時、よく空気を抜くという表現をされるのですが、
もちろん、そのことも大事なことですが、
割れる原因は、一概に其ればかりを意識しても解決しません。

収縮率を合わせても、耐火度を合わせても、模様を工夫しても、絞締、
高台、取っ手の影響、乾燥、焼き方(練込みをされる方は大抵、酸化焼成
をされるのですが、当工房では還元又は炭化焼成をします。)・・・etc

でも、割れるときは割れます!
歩止まりの悪さにメゲナイ忍耐力だけは、ホメテアゲタイです。^^;

やきものやさんは全国にたくさんいらっしゃいますが、
練り込みだけを制作 している窯元は少なく、 特に私は、普段使いの器を
コンセプトとして作陶しています。

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