2007/08/17 (Fri) ヒロ君


今日のTBSテレビ、18時55分からの”逢いたい”で、「メールが
救った小さな命・・・」のヒロ君(3歳)が、今年の1月アメリカで、
心臓移植をして命を救われたという特集を見ていて、人の善意
に感動し、ヒロ君の痛々しい姿に胸が痛み、両親の今までの苦
渋とこれからの苦労(心配は尽きないと思います)に同情を禁じ
得ません。

現在の日本国では、本人の意思確認が出来ないからとの理由
で、15歳未満の子、幼児の臓器移植は出来ないことになってい
ます。

今、養老孟司著の「死の壁」を読んでいるところですが、
死の認定について日本では、脳死を死とは認めてないらしいの
です。三徴候の死(呼吸停止、心拍停止、瞳孔散大)を確認した
時刻が、今の時点では、生死の境としての死亡診断書が存在し、
臓器移植法を制定するに当たって、脳死臨調(臨時脳死及び
臓器移植調査会)を作り、有識者の様々な意見のもと、時間を
掛けて作り上げた移植法ですが、脳死を死と断定していないと
あり、日本人の死生観の複雑さに驚嘆させられます。

本著の中程に、「この世はメンバーズクラブ」死ぬということは、
そのメンバーではなくなるということとあり、江戸時代に出来た
「世間」を例に取り、死人(死体)に対する思い、扱いを面白く(?)
解説しています。
死体に一人称はない(見ることは出来ない)という言葉にも含蓄
があり、養老先生の語り口に、死の恐怖をあまり意識せずに、
引き込まれて読み進めることができます。

「唯脳論」を始め、「バカの壁」など、何冊か読む機会があり(夫
がファンで殆どの著書を持っている)たまたま途中まで読んでい
た「死の壁」に、臓器移植脳死の問題が解説されていて、
感動だけでない、様々な問題をはらんでいることに改めて気付
かされ、疑問を持ちました。
さらに読み進めてまいります。122


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