今日のTBSテレビ、18時55分からの”逢いたい”で、「メールが
救った小さな命・・・」のヒロ君(3歳)が、今年の1月アメリカで、
心臓移植をして命を救われたという特集を見ていて、人の善意
に感動し、ヒロ君の痛々しい姿に胸が痛み、両親の今までの苦
渋とこれからの苦労(心配は尽きないと思います)に同情を禁じ
得ません。
現在の日本国では、本人の意思確認が出来ないからとの理由
で、15歳未満の子、幼児の臓器移植は出来ないことになってい
ます。
今、養老孟司著の「死の壁」を読んでいるところですが、
死の認定について日本では、脳死を死とは認めてないらしいの
です。三徴候の死(呼吸停止、心拍停止、瞳孔散大)を確認した
時刻が、今の時点では、生死の境としての死亡診断書が存在し、
臓器移植法を制定するに当たって、脳死臨調(臨時脳死及び
臓器移植調査会)を作り、有識者の様々な意見のもと、時間を
掛けて作り上げた移植法ですが、脳死を死と断定していないと
あり、日本人の死生観の複雑さに驚嘆させられます。
本著の中程に、「この世はメンバーズクラブ」死ぬということは、
そのメンバーではなくなるということとあり、江戸時代に出来た
「世間」を例に取り、死人(死体)に対する思い、扱いを面白く(?)
解説しています。
死体に一人称はない(見ることは出来ない)という言葉にも含蓄
があり、養老先生の語り口に、死の恐怖をあまり意識せずに、
引き込まれて読み進めることができます。
「唯脳論」を始め、「バカの壁」など、何冊か読む機会があり(夫
がファンで殆どの著書を持っている)たまたま途中まで読んでい
た「死の壁」に、臓器移植、脳死の問題が解説されていて、
感動だけでない、様々な問題をはらんでいることに改めて気付
かされ、疑問を持ちました。
さらに読み進めてまいります。
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